音楽を使った運動に認知症予防効果があります


 

軽度認知障害(認知症予備軍)について

 高齢者の健康づくりにおいて、軽度認知障害(MCI)が注目されています。

軽度認知障害は、まだ認知症にはなってはいないが、その一歩手前の状態で健常と認知症の間のグレーゾーンといえます。

軽い認知障害は普段の生活では問題になりませんが、認知症に進行する前段階であり、一旦認知症を発生すると回復が難しいことより、この状態での認知機能低下を防ぐ取り組みが必要と言われます。

 

音楽体操で認知症の悪化を防ぐ

 軽度認知障害の改善方法として各種の取り組みが研究されていますが、最近の研究で「音楽を用いて運動を行うことで効果があることが」が示されました。

  (参考資料)音楽体操で認知症悪化を防ぐ 三重大「脳トレより有効」 (日本経済新聞)

  https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H0F_V00C17A6CR0000/

聞きなれた音楽(曲)で運動を行うことで、単にリズムに合わせて体を動かすことよりも、認知機能の向上が促されると考えられます。

 (参考資料)音楽体操がもつ認知症の予防効果 ー御浜-紀宝プロジェクト/スキャン・プロジェクトー

          三重大学大学院 医学系研究科 認知症医療学講座 准教授 佐藤 正之 氏

   https://www.yamaha-mf.or.jp/onkenscope/satoumasayuki2_chapter1/

 

認知症予防での歌謡リズム体操利用について

 音楽を使って体操を行うには、使用する音楽と体操を用意し指導者が準備をする必要がありますが、歌謡リズム体操では、このような準備は不要で、懐かしい歌謡曲のリズムに合わせて練習なしで行える各種の体操がすでに用意されており、組み合わせて行うことで手軽に認知症予防の健康体操を行うことができます。

音楽の利用についてはカラオケの曲利用の許諾を得ています。

 また体操を行いながら「掛け声を出す」「歌を歌う」場面もあり、楽しく体操をすることが可能です。

立って行う体操だけでなく、座って行う体操もあり、体力が弱っている方も参加できます。

認知能力の練習に注目した「後だしじゃんけん」や「矢印」の脳トレ体操もあります。

 

3分程度の曲を単位として、曲毎により体操が異なっていることにより、曲を組み合わせることで毎回異なった曲で体操を行うことができるので、飽きずに続けることができます。

 

現在30分のレッスンを多数用意しています。ご興味のある方はお問い合わせください。

実際のレッスン(健康体操講座)では5分の休憩を入れることで、1時間、1時間半のレッスンを行っています。

 

                                                                                          以上